「Ｒ−project」の工事見積書が提出。
予算内におさまり、ひと安心。
減額調整せずに契約着工できそうです。
住宅でも店舗でもそうですが、
設計打ち合わせを重ね、
クライアントの夢や思いが込められた図面から、
減額変更をしていく作業（＝あきらめていく作業）は、
クライアントにとっても、設計事務所にとっても、
つらい作業なので、できるだけ避けたいものです。
ここのところ、うちの事務所では、
幸いなことに大きな減額変更をせずに、
着工することが出来ています。
（クライアントの皆さんの「こだわりと割り切りのバランス」が
上手いということに助けられているのですが。）
以下、最近の物件の傾向。（順不同）
Ａ邸 予算 １９５０万 初回見積金額 １９９２万
Ｂ邸 予算 ８００万 初回見積金額 ８６８万
Ｃ邸 予算 ２４００万 初回見積金額 ２４２２万
Ｄ邸 予算 ２３２０万 初回見積金額 ２３７０万
Ｅ邸 予算 ９００万 初回見積金額 ９６２万
Ｆ邸 予算 ２３２４万 初回見積金額 ２３１５万
平均 予算 １７８２万 初回見積金額 １８２１万
予算に対して、わずか２％のオーバー！
なぁんて、クライアントと工務店のおかげなのに、
ちょっぴり自画自賛していたら、
日経アーキテクチュアの特集「コスト下手が設計を蝕む」で
紹介されている内藤廣事務所や遠藤勝勧建築設計室のコスト管理能力に脱帽。
プロ中のプロですね。
私は、まだまだ修行が足りません。
遠藤勝勧さんといえば、「見る測る建築」の著者。
以前、私が勤めていた事務所の所長がこの本を勧めていたのを
思い出し、早速、ネットで購入。
ちなみに遠藤勝勧さんは、横浜の大さん橋のプロジェクトに関わられた方でもあります。
伊東豊雄さんに呼ばれて、「横浜の現場でポロ氏が困っているから助けて欲しい」と言われたのがきっかけだったそうです。
