青色申告会の記帳説明会に出席して10日ほど。
通常の設計業務に追われ、ほとんど勉強する暇もなく、
今だに記帳の仕方や用語の意味が、
さっぱりとわからない状態が続いておりましたが、
今週、青色申告会の無料相談があるというので、
あわてて、昨夜、3時間ほどかけて、関連本2冊を熟読。
全てを理解しようとするのは、初心者には無理なので、
設計事務所の経理に関係する事柄だけを注意深く、拾い読みすると、
意外とシンプルに帳簿付けを考えられることがわかってきました。
設計事務所の収入は、基本的には、
クライアントからの設計料のみ。
それも毎日、入金されるわけではなくて、
月に0〜数回程度。
請求書を発行して入金は銀行振り込み。
現金での入金は無し。
支出は、地代家賃や水道光熱費、旅費交通費、消耗品費、
通信費、荷造運賃、外注費などの経費。
うちの事務所の場合は、領収書の枚数も、
月に10枚から20枚程度。
イレギュラーな収入や支出、例えば原稿料収入なども、
たまにはありますが、それらの扱いは後回しにして、
シンプルに考えると、収入と支出は上記の通り。
記帳する前に、やるべきことは、
まず事務所と個人のお金を分けること。
これは、開業時に事務所の通帳をつくっているし、
毎月、決まった額を個人口座に自動振り替えしているので問題なし。
個人事業主の場合、給料はないので、
事務所の通帳から個人のお金を引き出した場合は、
「事業主貸」として、記帳すればよいらしい。
次に、開始残高を調べること。
これは、銀行口座の昨年暮れの残高を記帳しておけばよいらしい。
以上の2点だけ準備して、いざ、記帳!
前述のとおり、設計事務所の入金、出金は、
いたってシンプルなので、わかりやすく書くと、
「現金出納帳」「預金出納帳」「売掛帳」に記帳して、
「仕訳帳」に転記すればよい!
こういうことでいいんだと思う、たぶん。(笑)
以上を踏まえて、昨夜、1月分の帳簿付けをしてみました。
まだ、会計ソフトを購入していないので、
エクセルで作った表に手書きで記入。
会計ソフトを先に購入してしまうと、
ソフトの使い方だけ理解して、帳簿の意味を理解できないような気がしたので、
まだ、あえて購入していません。
1時間ほど掛かりましたが、何となく、帳簿付けのイメージが
つかめてきました。慣れれば、たぶん、すぐに出来そうな作業量。
この1月分の帳簿と質問項目を10個ほど用意して、
今週、行なわれる無料相談会へ行ってきます。
(その報告は、また後日。)
それで理解が深まれば、会計ソフトを購入して、
一気に入力、というもくろみ。
果たして、うまく行くのでしょうか?
ただ、わかったことは、
私の事務所程度の規模であれば、
税理士さんを雇ったりする必要は全然ないということ。
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