ひたすら図面書きに集中。
正確には、「書く」ではなく「入力」。
図面作成の手順も10〜15年前とは、随分、変わったものです。
手書きの頃は、まず、図面ケースから、
トレーシングペーパーの原図を取り出し、大きい製図台にセット。
垂直、平行を慎重に合わせて、マグネットで固定。
手を石鹸で洗い、汚れや汗がついていないことを確認して、作業開始。
暖房などで湿気があると、トレペがよれて少し平行が狂ったり。
小指の側面も、あっという間に鉛筆で真っ黒になり、また手を洗いに行ったり。
そんなことを繰り返しながら、図面を書いていたものでした。
今は、ノートパソコンの電源を入れるだけ。
原図を持ち歩く緊張感もなくなり、USBメモリにデータ保管。
手書きだと、せいぜいペンの太さまでの細かさが図面詳細の限界でしたが、
CADだと、画面を拡大して、どこまでも細かく書くことができますので、
詳細図の精度は格段に上がったような気がしています。
手書きからCADへ以降する時は、慣れるまで大変でしたが、
今では、もう手書きには戻れません。(笑)