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「駒込の家」現場報告 その13

いつもは午後からの定例も、今日は左官屋さんと
外壁仕上げの打ち合わせの為、朝一番で現場へ。


初めてお付き合いする左官屋さんとは、直接、現場で打ち合わせをしながら、
サンプルを作成してもらうことにしています。
今回の材料は、シラスそとん壁。


「コテで荒らしてもらって、ヘッドカットしてもらえますか?」
「こんな感じ?」
「あぁ、いや、金ゴテじゃなくて、木ゴテで。」
「うーん、この材料、骨材が多いから、荒らしにくいなぁ。」
「そうですね。ジョリパットのようにはいかないですね。」


「ヘッドカットはこんな感じ?」
「うーん、何か違うなぁ。スタイロフォームだとどうですかね?」
「監督さん、スタイロ余っている?」
「あぁ、バルコニーのところに置いてあるよ。」


「うん、スタイロの方がいいね。」
「あぁ。いい感じですね。」
「しばらく、水が引いてからヘッドカットした方がいいかもな。」


「ヘッドカット、これだと抑えすぎ?」
「いや、この材料だとこれぐらい抑えた方が品がありますね。」
「おぁ、いいね。こんな感じだ。」
「うん、いいですね。これでお願いします。」


「照明があたるところは、よく映えるので、
 『腕の見せ所』ということでお願いします。(笑)」
職人さんも苦笑い。


こういう打ち合わせは、
家を創り上げていくという感じがして、
いつもながらに楽しいものです。


(関連記事「職人さんの手の跡が残る家創り」)



内部は、大工さんが壁のプラスターボード張り。
それが終われば、いよいよ造作家具工事。
監督さんから施工図が提出されました。


外部は、左官工事の後、樋やフードをつければ、足場ばらし。
いよいよクライマックスです!



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