今やすっかり、住宅の外壁材としてメジャーとなった
「ガルバリウム鋼板」。
住宅雑誌をパラパラめくると半数くらいの住宅の外壁に
使われていたりします。
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛の合金をめっきした
スチール鋼板のことを言いますが、「ガルバリウム鋼板」の人気は、
やはりその「耐食性能」にあるのではないでしょうか?
アルミニウムは、酸性雨に溶けているイオウと結合することで
アルミ硫化物になり鉄が腐食することを防いでくれます。
また、鉄よりイオン化傾向が大きい亜鉛は、
鋼板が錆びる前にサビを引き受けてくれます。
鉄とアルミニウムと亜鉛の相乗効果によって、
その寿命は、亜鉛めっき鋼板の3〜6倍になると言われています。
これらの幸せな関係は、どこか鉄筋コンクリートの
「鉄」と「コンクリート」の関係にも似ています。
ガルバリウム鋼板は、経済性にも優れている材料ですので、
これからも外壁、屋根材の主力材料となることは間違いないことと思われます。