従来、店舗などで多用されていた
ダイクロイックハロゲン球。
最近は、住宅の照明計画でも
よく見掛けるようになりました。
陰影がはっきりと出るダイクロイックハロゲンは、
空間の中で強調したいところを集中的に照らすと、
効果的な照明演出が出来ます。
我が家でも、食卓テーブルの上や、ニッチ、
キッチンなどで使用しています。
難点は、ランプ代が高いこと。
実売価格で１９００円〜２２００円前後。
この点で、なかなかクライアントの方のご理解が
得られないことが多く、採用できないことが多いのですが、
１ランク上の照明空間を創るには、けして高い値段では
ないと考えています。
システムキッチンの割高なオプションを一つ取り止めて、
照明に予算を配分すれば、見違えるほど、
美しく心地よい住まいが実現できるものです。
間違っても、「電気代が節約できます！」という宣伝文句に
つられて、リビングに蛍光灯の照明器具をつけてはいけません。（笑）
せめて、クリプトン球やレフ球などの白熱球をお使い下さい。
現在、計画中のＡ邸では、こちらが勧める前にクライアント側から、
「できるだけ室内の照明は、ハロゲンの光で。」というご希望が。
思わず、ニヤリとしてしまいました。（笑）
完成が楽しみです。
