昨日、アパグループ・田村水落設計による
新たな耐震偽装が発覚しました。
しかし、驚いたのは、その内容というよりも、
報道規制でもされているかのように黙殺され続けていたことが、
突如として報道されたこと。
ご存知の方も多いように、数ヶ月前から、
アパグループ・田村水落設計の耐震偽装は告発されていました。
今後、メディアはどこまで真相を究明してくれるでしょうか。
期待したいところです。
それにしても、建築士が何のために、偽装するのでしょうか？
普段の仕事の感覚から考えると、全く理解が出来ません。
何を得ることができるのでしょうか？
問題の本質は、中立の立場で仕事をしていない建築士が、
施工業者あるいはデベロッパーの下請けとなっていることに
起因しているのかもしれません。
また、行政側に責任があるとすれば、確認申請機関ではなく、
書き替えのできる構造計算プログラムを認定した側にあるのかも
しれません。
もっとも、「性善説」が成り立つ建設業界であって欲しいと願うのですが。
