銀座・汐留近くにある奇妙なこのビル、
ご覧になったこと、ありますでしょうか?
設計は黒川紀章。竣工は1972年。
名称は、中銀カプセルタワービル。
用途は共同住宅。
今となっては、「懐かしい未来像」という感じがします。
当時、建築界で一世を風靡した「メタボリズム(新陳代謝)運動」の
代表的な建築物ですが、「雨漏り」や「設備の老朽化」「アスベスト」の
問題を抱え、取り壊しか保存かで揺れ動いている状況のようです。
建物の良し悪しは別として、
黒川紀章氏が、この建物の「価値」を
世に問うたのは38歳の時。
その「自信」と「才能」には恐れ入ります。