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やってはいけない植栽計画

住宅の外構に緑が少しでもあると、
建物もまた映えるものです。


しかし、植物の側から見れば、「傷害致死罪」で、
設計者が訴えられても、おかしくない植栽計画・建築計画が、
数多く見受けられます。
もちろん、建築設計者には計画的な犯行の意図はなく、
業務上の過失であることは言うまでもありません。


「やってはいけない住宅の植栽計画」


・植栽桝の中に給排水管が埋設されている
 (根鉢を欠くことになり植物が生育しない。)


・屋根や庇の下に植栽されている
 (自然の雨水を受けられる場所が望ましい)


・建物の袖壁や塀によって通風が遮られる場所に
 植栽されている
 (虫がつきやすくなる)


・最初から樹高の高い樹木を植えている
 (若い木を植えて環境に適応させていく方がよい)


建築設計者にとって最も大切なことは、
植物の適性をよく理解し、その環境を建築的に整えながら植物を扱うことです。
意匠を優先するあまり、罪を重ねることのないよう、一設計者からのお願いです。


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